培養土はダイソーで足りる?100均の土の量と値段、何袋要るかの計算
培養土ガイド(全9本) > ③ 店で買う > ダイソーの培養土で足りる?
ハーブの苗を1つだけ買ったけれど、植え替える土がない。ホームセンターの培養土は袋が大きく、使い切れずにベランダに置きっぱなしになりそう。そんなとき、近所のダイソーの園芸コーナーに並ぶ小さな土の袋が目に入ります。「110円の土で、本当に野菜や花が育つのか」「何袋買えば足りるのか」が気になるところです。
この記事では、2026年10月にダイソーの公式通販(ダイソーネットストア)で確かめた土の種類・容量・値段をもとに、1リットルあたりの値段、鉢やプランターに何袋要るかの計算、向いている使い方と向かない使い方を整理します。培養土そのものの基本は培養土とは何か、選び方と使い方の基本にまとめています。
この記事の色の使い分け ― ■ 緑=そうしたほうがよいこと・うまくいっている状態 / ■ 橙=注意すること・つまずきの原因 / ■ 藍=水と時間と量に関すること
この記事の目次
ダイソーの培養土は使える? — 先に答えると「少量なら使える」
先に答えを書きます。ダイソーの「野菜の土」や「花の土」は、商品説明に「このまま使えるブレンド土」とある、袋から出してそのまま鉢に入れて使う培養土(ばいようど)です。ココピートやバーミキュライト、たい肥などを混ぜてあり、土を自分で配合する必要はありません。小さな鉢やハーブ1株なら、これで十分に植え付けができます。
気をつけたいのは「量」と「表示」の2つです。1袋は2Lか1.5Lなので、大きなプランターを満たすには何袋も要ります。また、肥料が入っているかどうかは商品によって違い、ネットストアの説明だけでは分からないものもあります。どちらも、このあとの節で数字と一緒に見ていきます。
良いところも正直に挙げておきます。近所の店で買える、1袋が軽くて持ち帰れる、使う分だけ買えるので余った土の置き場に困らない。この3つは、大きな袋にはない強みです。ベランダで鉢を1つ2つ育てる人にとっては、値段以上に「余らない」ことが助けになります。
ダイソーの「土」と名の付く袋は、どれもそのまま植え付けに使えるタップして答えを見る
同じ110円の袋なら、1リットルあたりの値段も同じタップして答えを見る
ハーブ1株を5号鉢に植えるなら、2Lの袋1つで足りるタップして答えを見る
プランターを何個も満たすなら、小袋のほうがいつも安いタップして答えを見る
ダイソーで売っている培養土と園芸用土(2026年10月確認)
ダイソーネットストアの「園芸用土」に並んでいた商品のうち、そのまま植え付けに使える培養土と、ほかの土に混ぜて使う土を分けて表にしました。容量と値段は商品ページの表示どおりです。
| 商品名(表示どおり) | 容量 | 値段(税込) | 商品説明にある用途 |
|---|---|---|---|
| 野菜の土 | 2.0L | 110円 | 有機物たっぷりで野菜に適した専用培養土 |
| 花の土 | 2.0L | 110円 | 鉢花、球根など |
| 花と野菜のかるい培養土 | 2L | 110円 | 花や野菜の植え込み。「肥料いらずでそのままOK」 |
| ハーブの土 | 1.5L | 110円 | ハーブ |
| 観葉植物の土 | 2.0L | 110円 | 観葉植物全般 |
| 腐葉土 | 2.0L | 110円 | ほかの土に混ぜる改良用土 |
| 赤玉土 | 1.5L | 110円 | 土壌改良材。土の基礎づくりに使う |
表の下2つ(腐葉土・赤玉土)は、商品説明でも「改良用土」「土壌改良材」とされている、ほかの土と混ぜて使うのが基本の材料です。名前に「土」と付いていても役割が違うので、買うときに取り違えないようにしてください。腐葉土と培養土の違いは培養土と腐葉土の違いで詳しく書いています。
同じ110円でも、袋の容量が2Lのものと1.5Lのものがあります。値段が同じなら、1リットルあたりの値段は容量で変わります。下の図で並べてみます。
2Lの袋1つで、どの鉢がいっぱいになるか
「2L」と言われても、鉢にするとどれくらいかは想像しにくいものです。鉢の大きさは「号(ごう)」で表し、1号=直径約3cmです。5号なら直径約15cm、6号なら約18cmになります。園芸店などの早見表をもとに、鉢の号数と土の量の目安を並べました。
| 鉢の大きさ | 土の量の目安 | 2Lの袋だと |
|---|---|---|
| 4号鉢(直径約12cm) | 約0.6L | 3つ分 |
| 5号鉢(直径約15cm) | 約1〜1.2L | 1〜2つ分 |
| 6号鉢(直径約18cm) | 約2L | ほぼ1つ分 |
| 7号鉢(直径約21cm) | 約3〜3.3L | 2袋要る |
| 65cmのプランター | 約12〜13L | 6〜7袋要る |
こうして見ると、2Lの小袋がちょうどよいのは、6号鉢までの鉢を1〜3つというところです。
プランターを満たすには何袋? — 測って計算する
プランターに入る土の量は、形と大きさで大きく違います。同じ「横長」でも、長さ・幅・深さが少し違うだけで何リットルも変わります。まずはプランター本体や売り場の表示を見て、書いていなければ内側を測って計算してください。外寸ではなく内側で測るのは、壁の厚みの分だけ中が狭いからです。縁の下には水がたまる余白(ウォータースペース)も数cm残します。
計算はかんたんです。内側の長さ×幅×土を入れる深さ(cm)÷1,000 = リットル。そのリットルを1袋の容量で割り、端数を切り上げれば袋の数です。この式は底まで同じ広さの箱形として数えるので、底がすぼまった形では、実際に入る量はこれより少なくなります。下の計算機は、鉢の深さと「縁から下げる」余白(はじめは2cm)を入れると土を入れる深さを出し、底の寸法も入れればすぼまった分まで計算して、ダイソーの2Lの袋で何袋かまで出します。
計算のしかた:内側の長さ×幅×土を入れる深さ(cm)÷1000 = リットル。リットル÷2 を切り上げると、2Lの袋の数です。下がすぼまった鉢は、これより少なめです。
例でも計算してみます。内側が長さ46cm・幅19cm・土の深さ15cmの箱形のプランターなら、46×19×15÷1,000=約13L(底がすぼまっていれば、これより少なめ)。2Lの袋では6.5袋なので、7袋要ります。下の動画(音声つき・約1分)では、内側を測って計算するところから、1袋ずつ入れてプランターが満ちていくまでを順に見られます。
動画のとおり、13Lのプランターだと6袋(12L)では1L足りず、7袋目で満ちて1L余ります。値段は税込770円です。1.5Lの袋なら9袋(990円)になります。ほかの量のときは、下の表を目安にしてください。
| プランターに入れる土 | 2Lの袋(110円) | 1.5Lの袋(110円) |
|---|---|---|
| 12L | 6袋・660円 | 8袋・880円 |
| 13L | 7袋・770円(1L余る) | 9袋・990円(0.5L余る) |
| 14L | 7袋・770円 | 10袋・1,100円(1L余る) |
ホームセンターの大袋とどちらが安い? — 答えは「使う量しだい」
「100円ショップの土は安い」と思われがちですが、1リットルあたりに直すと、2Lで110円の袋は55円です。ホームセンターの培養土は袋も値段も幅が広く、店や時期、銘柄で大きく変わるので、この記事では「どちらが安い」とは言い切りません。比べるときの物差しは、いつも1リットルあたりの値段です。
ただし、1リットルあたりが安くても、使わない分まで買えば、払うお金は増えます。ここが小袋のいちばんの強みです。考え方を見るために、仮の値段で計算してみます。下の図の「大袋」は、説明用に置いた仮の例(25Lで1,000円)で、実在の商品の値段ではありません。
大袋の値段は説明のための仮の数字です。実際の値段は店頭で確かめ、ご自分の数字で同じ計算をしてみてください。
この仮の例では、使う量が18Lまでなら小袋のほうが払うお金は少なく、19L以上では大袋のほうが少なくなります。13L入るプランター1つなら、小袋でも割に合います。量が増えるほど、大袋の1リットルあたりの安さが効いてきます。もちろん、余った大袋の土は次の植え付けに回せるので、来年も使うつもりなら大袋が得になる場面は増えます。
| 使う量 | 小袋(2L・110円) | 大袋(仮に25L・1,000円) | どちらが向くか |
|---|---|---|---|
| 2L(6号鉢1つ) | 1袋・110円 | 1袋・1,000円(23L余る) | 小袋 |
| 13L(例のプランター1つ) | 7袋・770円 | 1袋・1,000円(12L余る) | 小袋(余りを使うなら大袋も) |
| 26L(例のプランター2つ) | 13袋・1,430円 | 2袋・2,000円(24L余る) | 大袋1袋+小袋1袋(1,110円)がいちばん少ない |
| 50L(例のプランター4つ弱) | 25袋・2,750円 | 2袋・2,000円 | 大袋 |
大事なのは、袋の値段ではなく「使う量×1リットルあたり」と「余りをどうするか」です。ホームセンターの培養土を1リットルあたりで比べる手順は、ホームセンターの培養土を1Lあたりで比べて安く買う方法で詳しく書いています。店で見た値段を下に入れると、1リットルあたりが並んで出ます。
計算のしかた:値段 ÷ 容量(L)= 1リットルあたりの値段。たとえば 110円÷2L=55円。
向いている使い方・向かない使い方
ダイソーの小袋の土が力を発揮するのは「少しだけ」「すぐに」「余らせたくない」場面です。逆に、量が要る場面では、袋の数と運ぶ手間がかさみます。
| 場面 | 向き・不向き | 理由 |
|---|---|---|
| ハーブ1株を鉢に植える | 向いている | 5〜6号鉢なら1袋前後で足りる。「ハーブの土」もある |
| 種まき・小さなポット | 向いている | 少量で済み、余りが出にくい |
| 植え替えの足し土 | 向いている | 減った分だけ足せる |
| 観葉植物の植え替え | 向いている | 「観葉植物の土」が専用にある |
| 13L入るプランター1つ | どちらとも言える | 7袋で770円。持ち帰りの手間と、大袋の余りの使い道で決める |
| プランターを何個も満たす | 向かない | 袋の数が増え、1リットルあたりで大袋が有利になりやすい |
| 畑や花壇の土づくり | 向かない | 必要な量がけた違いに多い |
「100均の土で野菜が育つか」という疑問には、育てる野菜の大きさと鉢の大きさで答えが変わると答えるのが正直なところです。ダイソーの「野菜の土」の商品説明には、ラディッシュやサラダナ、パセリのほか、トマトやナス、キュウリの育て方も並んでいます。ただ、トマトやナスのように大きく育つ野菜は、一般に深くて大きな鉢やプランターで育てます。2Lの袋1つで足りるのは、葉もの・ハーブ・ラディッシュのような小さな野菜を、小さな鉢で育てる場合です。
小袋の土を使うときの注意 — 肥料・保管・乾きやすさ
小袋の土だから悪い、ということはありません。ここでは、袋や鉢が小さいことから気をつけたい点を3つ挙げます。どれも大袋の培養土にも共通する一般的な注意です。
1. 肥料が入っているかは、袋の裏で確かめる
培養土には、はじめから肥料(元肥=もとごえ)が入っているものと、入っていないものがあります。ダイソーの商品でも、「花と野菜のかるい培養土」の説明には「肥料いらずでそのままOK」とありますが、「野菜の土」の説明では材料欄に肥料の名前が見当たりませんでした。店頭では袋の裏の「主な配合原料」や「肥料」の表示を見てください。どこを見ればよいかは袋の表示で選ぶ培養土の見方にまとめています。
肥料入りの土でも、効き目はずっと続くわけではありません。一般に、植えてからしばらくして葉の色が薄くなったり、育ちが止まったりしたら、追肥(ついひ=あとから足す肥料)を考える時期です。「野菜の土」の説明にも、野菜ごとに追肥の注意が書かれています。
2. 開けたら早めに使い切る
ダイソーネットストアの商品説明を見ると、「花と野菜のかるい培養土」には「白いカビやコケが発生する事があります」、種まき用のポットなどには「開封後は早めに使用してください」といった注意書きがあります。たい肥やココピートのような植物由来の材料を含む土では、湿ったまま置くとカビが出ることがあります。小袋は使い切りやすい量なので、買ったその週のうちに使うくらいの気持ちで買うのがちょうどよいでしょう。
3. 小さな鉢は、乾くのが早い
小袋の土を使う鉢は、たいてい小さな鉢です。一般に、鉢が小さいほど土の量が少なく、ためておける水も少ないので、乾くのが早くなります。夏の日なたや、風の当たるベランダでは、朝に水をやっても夕方には乾いていることがあります。
水やりの基本は、鉢の大きさにかかわらず「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり」です。小さな鉢は、その「乾いたら」が早く来るだけなので、指で土を触って確かめてください。
| 買う前・使う前に見ること | 見る場所 |
|---|---|
| そのまま植えられる培養土か、混ぜる材料か | 商品名と用途の表示(「このまま使える」「改良用土」など) |
| 容量(L)と袋の数 | 表の容量。必要な量÷容量で袋の数を出す |
| 肥料が入っているか | 袋の裏の配合原料・肥料の表示 |
| 何に向く土か | 適用植物の欄(野菜・花・ハーブ・観葉植物) |
| 開けたあとの扱い | 注意書き(開封後は早めに、カビやコケが出ることがある など) |
植え終わった土は、次の季節にもう一度使うこともできます。小袋の土を足し土にして古い土を使い直すやり方は、古い土を再生して秋にもう一度使う5つの手順で書いています。
よくある質問
ダイソーの培養土で野菜は育ちますか
小さな野菜なら育てられます。ダイソーの「野菜の土」は、商品説明に「有機物たっぷりで野菜に適した専用培養土」「このまま使えるブレンド土」とある培養土です(2026年10月にダイソーネットストアで確認)。ただし1袋は2Lで、6号鉢1つ分ほどです。ラディッシュや葉もの、ハーブを小さな鉢で育てるのに向いていて、トマトやナスのように大きく育つ野菜には、一般に何袋分もの土が入る大きな鉢やプランターが要ります。
プランターには、ダイソーの土が何袋要りますか
プランターの形と大きさで変わります。本体や売り場の表示を見るか、内側の長さ×幅×土を入れる深さ(cm)÷1,000でリットルを出し、2Lで割って端数を切り上げてください。たとえば土が13L入るプランターなら2Lの袋で7袋、税込770円で1L余ります。コメリのHowTo情報「土を作る」の早見表では、65cmのプランターの土は12〜13Lが目安とされていて、2Lの袋なら6〜7袋です。鉢底石を敷く場合は、その分だけ土は少なくて済みます。
ホームセンターの培養土とダイソーの土は、どちらが安いですか
使う量によって変わります。ダイソーの2Lで110円の袋は1リットルあたり55円です。ホームセンターの大袋は銘柄や店で値段の幅が大きいので、店頭の値段を容量で割って1リットルあたりで比べてください。少しだけ使うなら、余りの出ない小袋のほうが払うお金は少なく済みます。プランターを何個も満たすほどの量なら、大袋のほうが安くなることが多くなります。
ダイソーの土は、そのまま使えますか。肥料は要りますか
「野菜の土」「花の土」「ハーブの土」などは、袋から出してそのまま植え付けに使える培養土です。一方、腐葉土や赤玉土は、ほかの土と混ぜて使うのが基本の材料です。肥料については商品で違い、「花と野菜のかるい培養土」は説明に「肥料いらずでそのままOK」とありますが、ほかの商品は袋の裏の表示で確かめてください。肥料入りでも効き目はずっとは続かないので、育ち具合を見て追肥をします。
まとめ
| 何が買えるか | 「野菜の土」「花の土」「ハーブの土」など、そのまま使える小袋の培養土。2L・1.5Lで税込110円(2026年10月、ダイソーネットストアで確認) |
| 1リットルあたり | 2Lの袋で55円、1.5Lの袋で約73円 |
| どれだけ入るか | 2Lの袋1つで6号鉢1つ、4号鉢なら3つ(一般的な目安) |
| プランター | 内側を測って土の量÷2L(切り上げ)。13L入るなら7袋・770円 |
| 向いている使い方 | ハーブ1株・種まき・足し土・観葉植物の植え替え |
| 気をつけること | 肥料の有無は袋の裏で確認/開けたら早めに使う/小さな鉢は乾きやすい |
ダイソーの培養土は、「少しだけ、すぐに、余らせずに」使いたい人の味方です。安さだけで選ぶなら、使う量と1リットルあたりの値段で大袋と比べてください。どちらを選んでも、土の中身を袋の表示で確かめる手間は同じです。培養土の選び方の全体は、培養土の基本と選び方のまとめからたどれます。
培養土ガイドの道のり(いまは ③ 店で買う)
- 知る培養土って、そもそも何?
腐葉土と何が違う? 混ぜる? - 選ぶホームセンターで、おすすめは?
- 店で買うコメリなら、どれを選ぶ?
カインズなら、どれを選ぶ?
ダイソーの培養土で足りる? - 値段を比べるホームセンターで安く買うには?
激安の培養土って大丈夫? - 自分で作る培養土は自分で作れる?
- 使ったあと使い終わった土は、どうする?
袋の中身を数字で見たい人へ
当サイトの運営会社が扱う培養土について、第三者機関に出した分析の結果を公開しています。ダイソーやホームセンターの培養土より安くはありません。袋の表示の先にある「中身」を確かめたい人の参考にしてください。
→ 販売ページを見る(能源 web shop) 容量・価格・送料は販売ページでご確認ください

